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【イリマン・エンディアイエ】プレースタイル解説:個人技で魅せる"ネクスト・ジダンの才能

イリマン・エンディアイエ サッカー選手

イリマン・エンディアイエは、エバートンの攻撃陣を牽引する若き万能アタッカーとして注目を集めています。セネガル代表の彼は、卓越したドリブル技術と緩急を使い分けた突破力を武器に、相手守備陣を切り裂く脅威的な存在です。

さらに、前線の複数ポジションをこなせる戦術理解力の高さや、ゴール前での冷静な決定力で得点とアシストの両面から貢献するプレーも魅力の一つでしょう。

本記事では、エンディアイエのプレースタイルや攻撃面での特徴を徹底解説し、彼が幼少期から"ネクスト・ジダン"と称された才能をピッチ上でどのように発揮しているのか、その全貌に迫ります。

プロフィール

イリマン・エンディアイエ サッカー選手
  • 国籍:セネガル、フランス
  • 生年月日:2000年3月6日、25歳
  • 出身地:フランス、ルーアン
  • 身長:180cm
  • 体重:74kg
  • ポジション:右ウイング(RWG)
  • 利き足:右足
  • 現所属チーム:エヴァートンFC
  • 背番号:10
  • 今シーズン試合出場数:15試合出場、4得点1アシスト(2025年11月30日現在)
  • 市場価値:3500万€(2025年10月17日現在)
  • 給料:週給4.5万£→年収234万£
  • 契約満了日:2029年06月30日
  • エピソード:父からPSGかOMのトライアウトを受けるように勧められるとOMのファンであった為、OMのトライアウトを受け合格した。

キャリア&タイトル

ジャック・グリーリッシュ サッカー選手

経歴

  • クラブ歴
  • シェフィールド・ユナイテッドFC(2022~2023):88試合出場、22得点14アシスト
    • 2019年、契約。2021年3月14日、レスター戦でトップチームデビュー。
  • オリンピック・マルセイユ(2023-2024):46試合出場、4得点5アシスト
    • 2023年8月1日、ユース時代に在籍して以来の復帰。2023年8月1日、パナシナイコス戦でチームデビュー。移籍金1700万€
  • エヴァートンFC(2024~現在):52試合出場、15得点1アシスト
    • 2024年7月3日、5年契約で移籍。2024年8月17日、ブライトン戦でチームデビュー。移籍金1800万€
  • 代表歴
  • セネガル代表(2025~現在):32試合出場、3得点6アシスト
    • FIFAワールドカップ:2022出場
    • CAFアフリカネーションズカップ:2024出場

タイトル歴

  • クラブ
  • なし
  • 代表
  • なし

プレースタイル

2025-2026試合データ

イリマン・エンディアイエ サッカー選手
イリマン・エンディアイエ サッカー選手

攻撃面では得点力が向上しており、非PKゴール0.28(56%)、npxG0.19(32%)で実際にゴールを奪える選手へと成長しています。ショット合計1.14(2%)ながら、プログレッシブキャリー2.97(41%)&成功テイクオン2.45(93%)と個人突破力が大幅に向上し、ドリブルで相手を剥がす能力を発揮しているでしょう。一方でパス試行28.64(20%)、プログレッシブパス2.07(9%)とビルドアップへの関与が少なく、チームの攻撃構築に課題が見られます。守備はタックル2.18(93%)、クリアランス0.90(73%)で対人守備に強みを維持していますが、インターセプト0.41(51%)&エアリアル勝利0.24(18%)と守備参加の頻度や空中戦が課題です。総合すると、高い個人突破力と得点力で攻撃の決定機を創出する反面、ビルドアップ能力、守備参加頻度、空中戦精度の強化が今後の成長ポイントとなるでしょう。

引用FBREF、Iliman Ndiaye (2025年11月30日現在)

プレースタイルの特徴

イリマン・エンディアイエは「個人技で魅せる攻撃的クリエイター」、ドリブルとボールキープで局面を打開し、サイドから中央まで柔軟にプレーする選手です。彼のプレースタイルは、以下の特徴があります。

  • 緩急を使い分けたドリブル技術 - "ネクスト・ジダン"の真骨頂:地元ルーアンでドリブルが得意だったことから「ネクスト・ジダン」と呼ばれていた彼のスタイルは、派手なフェイントや過度なステップオーバーに頼るのではなく、スピードの緩急を巧みに使い分けて相手を剥がすことに特化しています。一見するとシンプルに見える動きの中に、相手ディフェンダーのバランスを崩す絶妙なタイミングとボールタッチの精度が詰まっており、狭いスペースでも精密なボールコントロールで相手を切り裂くのです。ただし、無闇にドリブル突破を選択するのではなく、状況に応じてパスかドリブルかを冷静に判断する賢さも兼ね備えています。この判断力の高さこそが、ボールロストの少なさにも繋がっており、チームの攻撃を安定させる重要な要素となっています。
  • 前線の複数ポジションをこなす戦術的柔軟性:センターフォワード、両ウイング、攻撃的ミッドフィルダーと、必要に応じて役割を変えられる適応力は、監督にとって非常に貴重な選択肢となっています。監督からはボールを奪い返したら前線の選手たちはこれまで以上に前へ行けという指示を受けており、その指示を複数のポジションで実行できる柔軟性を持っているのです。中央に配置されると左右どちらにもボールを運べる予測不可能な動きを見せ、相手DFラインを翻弄します。サイドに配置された場合は、縦への突破とカットインの両方を使い分け、相手サイドバックに的を絞らせません。この戦術理解度の高さが、チームに攻撃の多様性をもたらし、相手に対策を立てづらくさせる効果を生んでいます。エバートンにとって、試合状況に応じて攻撃の形を変えられる彼の存在は、戦術的な武器として機能しているのです。
  • ハイクオリティなパスワークとビルドアップ能力:隠れた才能が、非常に高いパス精度とビルドアップへの貢献度です。驚異的なパス成功率は、彼がボールロストを極めて少なく抑えられる安定したプレーヤーであることを示しています。さらに、前線から攻撃を組み立てる起点として、ゴールに向かって前進させるパスを多く供給しているでしょう。FWでありながらビルドアップに積極的に参加し、中盤とのリンクプレーを重視するスタイルです。ゴール前での決定的なパスはまだ発展途上ですが、チーム全体の攻撃を円滑にする潤滑油としての役割は高く評価されています。この高いパス精度は、相手プレッシャーの中でも冷静にボールを扱える技術と判断力の賜物であり、現代的なアタッカーに求められる要素を備えていると言えるでしょう。
  • FWとは思えない驚異的な守備貢献:タックル数はFWとしては驚異的であり、プレミアリーグ全体でもトップクラスの守備貢献度を誇ります。モイーズ監督の戦術を実行するため、まずボールを奪い返すことから彼の仕事は始まるのです。エアリアルでの勝率も高く、ブロックやインターセプトの数値が示す通り、対人守備にも優れており、身長180cmという体格を活かした空中戦の強さも持ち合わせています。現代サッカーで求められる攻守両面での貢献を体現する選手であり、エバートンがロウブロックからのカウンター戦術を採用する際にも、前線でのプレッシング要員として極めて重要な役割を果たしているでしょう。この守備力の高さは、チームが劣勢に立たされた際の生命線となっており、攻撃的な選手でありながら守備的な価値も提供できる稀有な存在です。
  • 冷静な判断力とサッカーIQの高さ:真の強みは、若くして培ってきた高いサッカーIQと冷静な判断力にあります。複数のポジションを理解し、状況に応じて最適なプレーを選択できる能力は、単なる技術力だけでは説明できない成熟度を示しているのです。ドリブルかパスか、突破か保持か、シュートかラストパスかを瞬時に決断できる冷静さは、10歳の頃からワールドカップを夢見てきた精神的成熟度の表れでしょう。ボールロストの少なさも、この判断力の賜物であり、無理な突破を選択せずチームの攻撃リズムを保つことができます。カタールW杯ではピッチに入って短時間でアシストを記録し、セネガルのベスト16進出に貢献した経験も、大舞台での冷静さを証明しているのです。若手選手にありがちな焦りや独りよがりなプレーが少なく、チーム全体の流れを読みながらプレーできる視野の広さは、今後さらなる成長を予感させる要素となっているでしょう。

弱点

  • ゴール前での決定力不足:最も深刻な弱点は、ゴール前での決定力の欠如です。非ペナルティゴール数とゴール期待値の低さが示す通り、シュートを打つ場面でのクオリティに大きな問題を抱えています。FWとして最も求められるゴールを奪う能力が不足しており、チャンスを得てもゴールに結びつけられないケースが目立つでしょう。シュート総数も極めて少なく、積極的にゴールを狙う意識が不足していると言わざるを得ません。ビルドアップや守備で貢献できても、最終的に得点という結果を出せなければFWとしての価値は半減してしまいます。プレミアリーグという最高峰の舞台では、わずかなチャンスを確実に決めきる能力が不可欠であり、この部分の改善がなければレギュラーポジションの維持も難しくなるでしょう。
  • ラストパスの精度と創造性の欠如:得点力と並んで問題なのが、決定的なチャンスを作り出す能力の低さです。アシスト期待値の数値が示す通り、味方をゴールに直結させるラストパスの質と頻度に大きな課題があります。ドリブルでディフェンスを剥がすことはできても、その後のラストパスが不正確だったり、タイミングが合わなかったりするケースが多く見られるでしょう。視野の広さや判断力は持っているものの、決定的な瞬間でのパスの精度が不足しており、チャンスを潰してしまう場面が少なくありません。現代のトップアタッカーには、自らゴールを奪うだけでなく、味方にゴールをアシストする能力も求められます。この両面で物足りなさを感じさせるのが、エンディアイエの大きな弱点と言えるでしょう。
  • シュートを打つ積極性とポジショニングの問題:シュート創出数が平均以下であることが示すように、シュートを打てる場面でもパスを選択したり、ためらったりする傾向が見られるでしょう。ゴール前でのポジショニングも改善の余地があり、決定的な場面でゴール前にいないケースが散見されます。FWとして最も重要なのは、常にゴールを狙う姿勢とゴール前に顔を出す嗅覚ですが、エンディアイエはビルドアップや守備に意識が向きすぎて、肝心のゴールシーンで存在感を示せていません。もっと貪欲にゴールを狙う姿勢と、ペナルティエリア内でのポジショニングセンスを磨く必要があるでしょう。攻撃的なポジションの選手として、常にゴールを意識したプレーが求められるのです。

まとめ

イリマン・エンディアイエは卓越した技術と高い戦術理解力を武器に、前線で攻守両面に貢献する万能型アタッカーです。ボールを持つと緩急を巧みに使い分けたドリブルで相手を翻弄し、狭いスペースでも精密なボールコントロールで突破口を開きます。複数ポジションをこなせる柔軟性を活かして中央でもサイドでも起用可能で、状況に応じた最適な判断で攻撃の起点を作り出すでしょう。攻守の切り替えでは驚異的なタックル数とプレッシング能力を発揮し、FWでありながらボール奪取からカウンターの起動役となり、チームのリズムを一気に引き上げることが可能です。常に前後左右を俯瞰し、パス成功率の高さでボールロストを最小限に抑えつつ次の展開を見据える、そのビルドアップ能力と守備貢献の両立が最大の持ち味と言えます。

一方で、攻撃面ではゴール前での決定力や直接的な得点創出力に乏しく、シュート精度と積極性にムラがあるため、攻撃の最終局面で結果を出し切れない場面が散見されるでしょう。また、個人での爆発的な突破力やラストパスの創造性に欠け、試合を決定づけるインパクトを残せないこともあります。これらを改善しないままでは、"ネクスト・ジダン"としての期待に応えられず、真のエースストライカーとしての地位が揺らぎかねません。

総じて、エンディアイエは現代サッカーに欠かせない攻守両面のバランスを体現する選手です。抜群のパスワークと守備貢献で相手の攻撃を寸断し、ビルドアップの起点としてチームに安定感をもたらします。ここにゴール前での決定力向上やシュート意識の向上が加われば、まさにオールラウンドアタッカーとしての完成度が高まり、チームの攻撃をより一層支配する存在へと進化するでしょう。

現在の活躍によりトッテナムなどが獲得に動くのではないかと言われています。来年どこでプレーするのかも注目です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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